月別アーカイブ: 2021年8月

帰化ができないと法務局で言われても、実際にはできることもある。

先日こんなことがありました。

 

帰化のご依頼をお受けしている方が、弊所に依頼をされる前に帰化相談で法務局に一度予約を取り相談を受けたそうです。

そのときに、法務局の職員から

「今、帰化申請しても許可は難しい」

ということを言われ、一度はあきらめられたということです。

 

その後、ご相談を頂き、内容をお聞きすると全く問題なく帰化ができるケースであると判明しました。

 

内容としてはこうです。

 

申請人の方は、会社員として勤務して1.2か月の方。

その部分に関して、勤務が短いから収入の安定性がないということでダメということでした。

 

でも、ちょっと待ってください。

この方には同居の家族がおり、個人事業主ですが、きちんと所得も申告され納税もはたしている家族がいます。

たとえ、ご本人の収入が安定していなくても、同居の親族の収入が安定していれば、生計要件を満たしていないとは通常なりません。

 

また、このケースで、お一人世帯であったとしても、きちんと正社員としてお勤めされ、丸1か月以上の給与明細が出せる状態であれば、帰化申請は問題なく受付られますし、そのまま安定的にお仕事を帰化の許可まで続けることができれば普通に許可されています。

しかも、ご本人は特別永住者で、在留資格の問題もありません。

 

よく話を聞くと、その法務局の職員はその部署に配属したてだったということ。

それにしても、帰化が難しいと簡単に言うことは、その方が帰化を諦めてしまうことにもなりかねず、1人の方の人生に影響するということもあり、そういう仕事をしているという自覚をもって、きちんと対応していただきたいと切に願います。

 

 

 

コロナで他のことができない今だから帰化申請をする

今、コロナの感染者が大幅に増加し、外出もままならないような日々が続いています。

この時期だからこそ帰化をするというメリットが実はあります。

 

普段であれば仕事や趣味や人との会合などで、帰化について真剣に考える余裕や調べる余裕などはなかった方も、逆に時間的な余裕ができた方も多いと思います。

 

「帰化はしたいけど、帰化するためには、色々と書類集めたり、動かないといけないからできないのでは?」

 

と思われる方も多いでしょう。

 

ですが、実際には、当事務所に依頼されている方の半分程度の方はご自宅に居ながら、自ら書類集めなどに外に出ることなく、

帰化申請の受付を法務局でしてもらえる書類がばっちりそろっている状態の書類をもって法務局に申請しに行っていただくだけ

 

ということになります。

 

もちろん、どういった専門家にご依頼いただくか、直接会ってからご依頼されたいという希望をお持ちの方もいらっしゃりその場合は、

アルコール消毒の徹底や、パーテーション設置、スタッフ全員、ご依頼者も含めマスク必着の徹底でコロナ対策は万全でご対応させていただきます。

 

半分程度の方はご自宅に居ながらという上記の説明ですが、コロナの関係もあり、ご来所されずに帰化申請のご依頼をされる方の割合が増えているということを指します。

直接お会いして、帰化の要件を満たしているか、必要書類は何になるか

などをお聞きする代わりに、メールなどのやり取りで上記の情報をすべてやりさせていただき、一度も当事務所や、領事館、役所などに出ることなく、帰化の申請まで進めることも可能です。

 

外に出れない時間がある今だからこそ帰化をすることができる方多いかもしれません。

帰化は自宅にいながら進めることができる。

(ただし、法務局への帰化の申請(そろった書類の提出、面接は物理的にご自身でしかできません)

 

お気軽にご相談下さい。