帰化の要件は、年々厳しくなってきています。
特に、素行要件については、非常にきびしくなっており、以前であれば交通違反に関して、免停などがあっても許可が出ていたケースがありましたが、現在では軽微な違反でも影響が出ます。
お車を日常的にお仕事で使うような方であれば、なかなか帰化申請を出すことができない、
といった状況になってきています。
また、国民年金の支払いや健康保険料の支払い関係も数年前には見られなかった部分ですが、申請人が義務を果たしているかのみならず、場合によっては同居の家族のものまで見られる流れに代わってきています。
また、添付する書類も年々厳しくなっています。
条件が厳しくなるとともに、その義務を履行していることが分かる書類が必要となるため、必然的に添付する書類が増加してくることになります。
※一部、特別永住者について添付の緩和がされるものもありますが、まだ全国的には定まっていませんし、緩和されている部分は、それほど重い書類はないのと、添付しくてもよくても調査はしておかないといけないので、負担的にはほぼ変わりません。
以上のような状況のため、今、許可の要件を満たしている方については、一日も早く帰化されるのがよいと、言えます。
先延ばしにするメリットは、基本的には見当たりません。